福岡の相続不動産に関する売却相談はエステートプラザ > 不動産売却コラム > なぜ不動産会社によって査定額が違うのか

なぜ不動産会社によって査定額が違うのか
不動産の売却を考える際、まずはいくらで売れるのかを考えるのではないでしょうか。それを知る方法が不動産会社に依頼する「査定」になります。査定は、大きく分けると2種類あり、「積算査定」といわれる、土地価格と建物価格を足して全体の積算価格を求める方法と、「収益還元法」といわれる収益性から投資価値を求める方法に分かれます。
まず積算査定では、物件周辺の土地価格(実勢価格や路線価、地価公示等を参考にします)を土地面積に掛けて出した土地の価格に、建物の新築時の想定価値から経年劣化分を差引いた現在の建物価格を加算して不動産全体の価格を算出します。
次に収益還元法では、利回り(対象物件を貸した場合に想定される年間の賃料/売却価格)を参考にその物件の売却価格を決定します。
ここまではどこの不動産会社でも大きな違いはないはずなのですが、この価格にその物件があるエリアの地域性、その時々での市場の動向、これまでに販売した類似物件の実績や、既に情報がストックされている購入してくれそうな顧客の数など、その不動産会社独自の判断が加わることによって、査定金額に違いがでてきます。